sxionのいろは

「sxion」の音源の使い方を簡単にご説明させていただきます。

「sxion」の音源は多音階の「CVVC」音源で、「eveリスト」と呼ばれる波音リツさんのCVVC音源で使われた2モーラのリストを使って作られています。

CVVCとは、単独音と連続音の中間のような音源で、エイリアスが独特なのでかつては慣れていないとちょっと扱いづらい音源でしたが、デルタ様が素敵なツールを作ってくださり、現在ではUTAU初心者さんでも問題なく扱えるものになってます＾＾

CVVCに関するツールは2つあり、プラグインとして使用できる「autoCVVC」と、ツールの欄を変更することで利用できる「presamp」とあります。

「autoCVVC」というのは、単独音を一括で連続音に変換するプラグインのように、単独音や連続音のUSTをCVVCのエイリアスで置き換えてくれるプラグインです。

先行発声等も自動で調整してくれるのでプラグインいっぱつで結構綺麗にUTAってくれます。

細かい調教を自力でやりたい方にはこちらがオススメかもしれません。

「Shion」は「eveリスト」を使用しているので、「autoCVVC for Namine」を利用すると細かい設定などもほぼ必要なく簡単に変換できます♪

ただし、語尾息はうまく変換できないようなので、語尾息のチェックボックスは外しておくといいでしょう。

詳しい使い方説明＆プラグインのDLは以下のデルタ様のブログをご覧になってみてください＾＾

「presamp」はプロジェクトの設定の下部にあるツール１・ツール２の欄を書き換えることによって利用できる便利ツールです。

USTは単独音として調教して再生するだけで、presampさんが勝手にCVVCにしてなんか綺麗にUTAってくれます！

そのため、単独音が扱える方であれば全く問題なくUTAわせることができます。

「Shion」は「eveリスト」を使用しているので、デフォルトでpresampに適応していますが、原音設定を担当くださったミルクレープさんがShion用の設定ファイル（presamp.ini）も作ってくださったのでそちらも同梱しております。

USTが単独音のまま調教できるので、CVVC初心者さんにはこちらがオススメです＾＾

ただし、こちらも単独音からの変換なので語尾息を扱いたい時は手動で入れる必要があります。

こちらもデルタさんのブログで詳しい説明をしてくださっています。

上記の2つのツールはどちらも語尾息が自動では挿入されません。

そこで語尾息や息を吸う音が欲しい箇所には手動で入れる必要があります。

鳴らしたい箇所のRを程好い長さに分割して直接歌詞（下記のエイリアス）を入力してあげてください。

音源のエイリアスとしては

１～３までは各音階ごとに存在します。（モノによっては2種類あるものもあります。）

４は息音のみで、1は口で深く息を吸う感じ、2は鼻で、3は短く息を吸う音になっています。

「息」とか「吸」だけ入力してShift+右クリックで各種表示されるのでそちらから選んでも。

語頭用は母音だけでいいのか・・・？という疑問はありますが、使えるところがありましたら使ってみてくださいｗ

「presamp」でUTAわせているとノイズが入って「あれ？」ということがいくつかあったので、その解決方法的なことを少し記載させていただきます。

他の音源でも確認できたのでShion独特のノイズというわけではないみたいです。

私がやったら綺麗になっただけなので、１００％ではありませんがそこそこ汎用性はあるような気がしています。

参考程度にどうぞ＾＾

■Rの直前の音がプチッと切れるようになるとき

＜対策１＞切れる音のエンプローブを弄って綺麗にフェードアウトするように滑らかにしてみる

＜対策２＞Rの位置に語尾息を入れてみる（息音が必要ないなら音量をゼロにする）

■「プツッ」というようなノイズが入る

＜対策１＞ノイズの後ろの音の子音速度を早くしてみる（１５０～１８０くらい？）